森岡利行監督日誌

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『子猫の涙』最終上映

新宿ガーデン・シネマに行ってみた。
トルネード・フィルムの宣伝・営業部のスタッフも来ていて、
支配人にご挨拶。
これで東京での上映が終わり、6月にはDVDになってしまうのかと思うと
何か感慨深いものがある。

その後、ある用事で表参道のオスカープロモーションへ。
人が多いぞ、表参道!

街に出たついでに映画を観る。


f0149081_23332954.jpg『アメリカン・ギャングスター』
フランク・ルーカスは長年仕えたハーレムの黒人ギャングのボスの死後、独自の麻薬ビジネスを展開する。やがて大物マフィアをも出し抜く成功を手にするが、目立たないことを信条にする彼の素顔はベールに包まれたままだった。一方、汚職がはびこる警察組織の中で正義を貫こうとする刑事リッチー・ロバーツは新設された麻薬捜査チームのリーダーに任命され、ドラッグ市場を牛耳る謎の人物に迫って行くのだった。
[ 2008年2月1日公開 ]

by straydog2007 | 2008-02-29 00:00

『春琴』

朝、角川映画会議室でザ・ニューリリース(業界紙)のインタビューと写真撮影。
もうDVDになるのか……と複雑な心境だが、ついでに『問題のない私たち』の再販も、
お願いして、吉祥寺の稽古場へ。

稽古終了後、世田谷パブリックシアターで深津絵里主演の『春琴』観劇。
深津絵里の迫力に圧倒される。
関西弁も完璧だった。
演出家は外国人で台本はなく、エチュードで作っていったとのこと。
パブリックシアターには初めて行ったのだが、いい劇場だった。
私のシナリオ作家協会の推薦人であるライターの先輩・鄭義信(チョン・ウィシン)さん(『月はどっちに出ている』『愛を乞う人』『血と骨』『お父さんのバックドロップ』など名作多数執筆)に会う。
義信さんには2004年に『映像都市』の上演を許可していただいた。
元気そうでなによりだ。
いずれ、私が監督する映画のシナリオも書いてほしいと厚かましく思っている。

その後、王将の並びにあるホルモン屋で次回作の映画のプロデューサーと食事。
ていうか、この辺りの店は一階にあるのに圏外かぃ!
連絡取れなかった方々、ご迷惑をおかけしました。

f0149081_237576.jpg
[演出] サイモン・マクバーニー
[出演] 深津絵里、チョウソンハ、ヨシ笈田/
立石凉子、宮本裕子、麻生花帆、望月康代、瑞木健太郎、
高田恵篤/本條秀太郎(三味線)

by straydog2007 | 2008-02-28 00:00

またまた

f0149081_23385856.jpg始まったボクササイズ!
もうほとんど私の趣味である。
ボクササイズをやっていれば風邪もひかないし、
腰痛も防げるのだ。
『子猫の涙』の撮影時、それまで2週間以上の撮影をしたことがなかった私は、二週間目できっちり風邪を引いてしまった。監督は休めないのだ。普段風邪をひかない私は少しの熱でもフラフラになる。でもその時は38,5はあったと思う。悲惨な状態で撮影に臨んでいた。治子と公平が練習しているシーンだったと思う。役者も監督も躰が資本なのだ。それ以来、体力をちゃんとつけようとボクササイズは欠かさない。風邪引くと自分が辛いもんね。
seedling生でしょっちゅう風邪で稽古を休む奴がいるが、そんな奴はプロの俳優になるのは無理だ。諦めろ。ていうかそんな奴とは一緒にやりたくない。あと、辞める時は大抵親が倒れる。これもよくあるパターンだ。聞き飽きた。うちの女性スタッフは誰も風邪を引かないし、休みもとらない。間髪入れずに『路地猫』から『アトム』に突入している。凄い。もしかしたらサイボーグなのかもしれない。そういえば事務所前の廊下の照明が切れていた時、目が光っていたスタッフがいたからきっと、そうなんだろう。
by straydog2007 | 2008-02-27 00:00

3月公演アトム稽古初日!

アトムの顔合わせ、本読み。
夕方より映画のオーディションが入っていたが、
いい人がいたら二次審査に残すことにして、プロデューサーに任せた。

40代以上の俳優が四人もいるので、今回の公演はオッサンパワーが炸裂だろう。
にもまして、女子は一番上がいとうあいことsumikaの25歳位(だっけか?)だ。
あとはおこちゃまだ。
稽古場に高校の制服で来ている。
内田梨紗と中村優は19歳と20歳……だもんでおこちゃまに毛の生えた感じ。

とはいうものの本読みはばっちりだった。
二階堂や、松永、いとうが上手いのは当然だとしても、
おこちゃま(田井中蘭、水橋舞)が思いの外、上手かった。
他に内田はアニーのアニー役とライオンキングのナラだし、
中村は出身地が奈良だ。(どないやねん)
だからネイティブな関西弁が喋れて、すでに役を手中に収めている。
sumikaは兵庫県から嫌われている尼崎出身なのでセリフが少しなまっているとしても、
役にはまっている。
持ち前の明るさは役に深みを与えてくれるのだ。流石八百屋の娘、しかも長女。(関係ないちゅうねん)
近藤あゆみは私のアシスタントをしてくれている近藤と同姓同名だ。
女優の近藤が高校の追試で遅れているので、
制作の近藤に代役をやれと命じたが、演技経験がないので嫌だったようだ。
しかし、稽古場の隅で台本を音読みしている姿を私は見逃さなかった。

“STRAYDOG”所属の連中は何度もこの舞台に携わっているので
鬼の首をとったような本読みだった。

本読みを終了して、稽古場で打ち込み(打ち上げの反対)を行った。
おこちゃまたちはジュースで乾杯しているので、
まるで中学校の茶話会だ。でもしっかり寿司は食べていた。

中原和宏や酒井健太郎を含めたおっさんたちは端っこに固まり、
静かに酒を飲み、昔“STRAYDOG”にいた女優の悪口でひとしきり盛り上がっていた。
なにせ、その女優は私に金を借りるとき、放屁しながら「金貸して」と言ったのだ!
二階堂もその女の数々の伝説を知っていて、可笑しかった。

またまた楽しい芝居になりそうだ。
by straydog2007 | 2008-02-26 00:00

ワークショップ

23日と24日の2日間にわたって、映画『子猫の涙』か舞台『路地裏の優しい猫』を
観てくれたプロ及びプロを目指す俳優者に無料のワークショップを開催した。
みんな、映画を観て、感想文を書いてきてくれたのだ。
全員、現場に来たつもりになって、前もって配布していたシナリオで演技して貰った。
演技が初めてという人もいたが、みんな、前向きでいい人ばかりだった。
現場の厳しさや、楽しさを堪能してくれただろうか。
演出よりも、現場の裏話や私の失敗談の方が長かったことは確かだ(笑)。

映画や芝居を観てワークショップに参加してくれた人たち、本当にありがとう!

映画『ニュー・シネマ・パラダイス』で、
青年になり村を出ていくトトに映写技師アルフレードが言う言葉、

「自分のすることを愛せ……子供の時、映写室を愛したように……」

この世界、その言葉につきると思う。

f0149081_163289.jpg『ニュー・シネマ・パラダイス』
イタリアの名匠ジュゼッペ・トルナトーレによる、映画史に残る至高の名作。イタリアのシチリアを舞台に、少年と映写技師が映画を通して心を通わせていく様を、感動的な音楽と繊細な人物描写で描き出す。映画に魅了された少年トト役を、サルヴァトーレ・カシオが愛くるしい演技で演じきった。年齢を超えた友情や少年時代の夢など、世代や時代を超えた人々に愛される物語に、“映画の魔法”という名の感動が存分につまっている。



『子猫の涙』は2月29日(金)11:30がいよいよ最終上映だ。
最後なのでアトムの稽古をサボって新宿ガーデンシネマに観に行こうと思う。
このBlogを読んでくれているみなさん、ガーデンシネマで会いましょう。
(新宿だよ。恵比寿とか梅田じゃないよ)
f0149081_1111994.jpg




















少し淋しいけど……





“花に嵐のたとえもあるさ、さよならだけが人生だ”





人生は出会いと別れの連続だ。


作家の井伏鱒二(いぶせ ますじ)は人の出会いをこう書いた。


別れの数だけ出会いがあるということだ。
by straydog2007 | 2008-02-25 00:00

スタッフ顔合わせ

撮影、録音、ラインプロデューサー、チーフ助監督と初顔合わせ。
全員初対面だ。
今までに三本映画を撮ったが、撮影はいつも違う人で、
チーフ助監督は監督作品もある玉利祐助に昔のよしみと家の近所でやってもらっていた。
今回は初めての演出部だ。
今日、始めて顔を合わせ、頼もしい人ばかりなようで期待が持てた。
前回のスタッフと一緒に出来ないのは残念でもあるが、
映画をやってるかぎり、またどこかで一緒に出来るだろう。

ラインPに演出プランなどを訊かれたが、
まだ、何も考えていない。
(ていうか、『心は孤独なアトム』〈3月公演〉の稽古開始からseedling卒業公演『サヨナラ帚〈ほうき〉星』〈4月公演〉まで休みなしだ! 素晴らしい!)
脚本書くときは監督をすることを考えずに書いている。
監督するときは他人が書いた脚本として読んでいる。
今回、準備稿が出来上がってから時間があったので、
自分で脚本にダメを出す部分も出てきた。
必死で書いてると夜中のラブレターみたいになっちゃうもんね。
朝読むと恥ずかしかったりして……(学生時代の話)。

f0149081_0421967.jpg

終了後、プロデューサーの薦めで
恵比寿ガーデンシネマで、
『君のためなら千回でも』を観る。







『君のためなら千回でも』
1970年代のアフガニスタン。裕福な家の一人息子アミールは、召使いの息子ハッサンと凧遊びをしたり、兄弟のように仲よく暮らしていた。だがある日、小さな二人の絆は思いがけない出来事によって砕け散ってしまう。やがてソ連がアフガニスタンに侵攻。2人の関係は修復されることなく、アミールと父親は米国に亡命する。時は流れ、00年のサンフランシスコ。小説家となったアミールの元に、父親の親友から「君は今すぐ故郷に帰って来るべきだ」と電話が入る…。
[ 2008年2月9日公開 ]

by straydog2007 | 2008-02-21 00:00

オーディション⑤

色んな事務所の(期待されている)女の子を呼んでのオーディション。
ルックスはいいんだけど、みんな本読みがダメだ。
っていうか、前回もそうだけど、
演じるのがまだ恥ずかしいって感じの子が多い。
それでもプロフィールには映画で主役やりましたとかって書いてある。
どんな映画なんだ?
にもまして、今日も怒っていたね、プロデューサー!
今日は机を蹴飛ばし、「おまえらちゃんとやれよぉおおお! 期待してンだからさぁあああ!」
と叫んでいた。頼もしいかぎりだ。
実はこのPに私はなんと現在××回も改稿さされているのだ。
脚本家人生最高記録だ!
(かと言って指針がブレているわけではない)
だから、きっといいものが出来る……と確信している。

f0149081_2345416.jpg終了後、『潜水服は蝶の夢を見る』を観る。

拙作『子猫の涙』で使ったバッハの協奏曲第5番が使われていた。








『潜水服は蝶の夢を見る』
病院のベッドで目を開けたジャン=ドーは、自分が何週間も昏睡状態だった事を知る。そして身体がまったく動かず、唯一動かすことができるのは左目だけだという事も。ジャン=ドーは雑誌「ELLE」の編集者で、三人の子どもの父親だった。彼は言語療法士の導きにより、目のまばたきによって意思を伝える事を学ぶ。やがて彼はそのまばたきで自伝を書き始めた。その時、彼の記憶と想像力は、動かない体から蝶のように飛び立った…。

by straydog2007 | 2008-02-20 00:00

大手映画会社を訪問

さすが、大手映画会社、会社自体がでかい。
我々の小さな劇場でのささやかな公演『 路地裏の優しい猫』を観に来てくれたプロデューサーにお礼を言い、しばし雑談。そういう大きな映画会社のプロデューサーでも最初は劇場の受付からやらされるんだと薄々は知っていながらも、本人の口から訊くと感心してしまう。

人の心を動かせるのは苦労を味わったモノだけなんだとつくづく思う。
(本人は苦労だなんて思ってなかったりするけど)

夕方、久々のボクササイズ。
公演中は休んでいたが、2Rの縄跳びが苦しくない。
足も痛まないし……練習の賜物か。

終了後、飲み会。
ビールが美味い!

f0149081_053685.jpg帰ってDVDで『アヒルと鴨のコインロッカー』を観る。
いやぁ……ボブ・ディランはいいね。『風に吹かれて』なんかかけるのはズルイじゃないか。
映画は村上春樹の『パン屋再襲撃』をリスペクトしたような語り口だった。






『アヒルと鴨のコインロッカー』
仙台の大学に進学し、初めて一人暮らしを始めた椎名。ボブ・ディランの「風に吹かれて」を口ずさみながら引越の片付けをしていると、アパートの隣人・河崎から唐突に本屋襲撃に誘われる。やはり同じアパートに住むブータン人留学生が落ち込んでいるから「広辞苑」をプレゼントするのだと。困惑しながらもモデルガンを手に襲撃の手伝いをしてしまう椎名に、河崎はペットショップの店長・麗子には気をつけろと忠告する。
[ 2007年6月23日公開 ]

by straydog2007 | 2008-02-19 00:00

オーディション④

今日も映画のオーディション。
女の子二人がマネージャーに連れられてやってきた。
本読みをしたら、セリフにある悲鳴が上げられず、
プロデューサーがブチキレた。
頭のどこかが、切れた音がするくらいキレた、と思う。
ある意味、私より気が短い。
(心の中では机を蹴飛ばしていたかのように)
席を立ち、連れてきたマネージャーを探しに廊下へ飛び出した。
残された私と女の子たち。
少ししてPは戻ってきたが、憮然として女の子たちと口を利こうともしない。
顔には、
「シナリオの読み方くらい事務所で教わってこいよ! 何が×××××××××だ!」
と書いてある。
何故だか、私がその場を取り繕った。

世のマネージャー諸氏には是非、シナリオの読み方くらいは、
教えてきてほしいもんだ。
(裸になるわけでもないのに)恥ずかしくて読めません、できません……なんて、ありえねぇよ。


f0149081_193265.jpg

プロデューサーの薦めで『藍色夏恋』をDVDで観る。
主役の二人は街で監督にスカウトされた素人だと。
男の子は田中麗奈主演の『暗いところで待ち合わせ』に出ていた。





『藍色夏恋』
楽しい高校生活を送る17歳のモンは、ある日、親友のユエチェンから恋の相談を受ける。その相手は水泳部のチャン。彼をよく知らないモンだったが、夜中にユエチェンと一緒に彼が秘密練習をしている学校のプールを訪れた際、恥ずかしがるユエチェンの代わりに初めてチャンに話しかけた。だが思惑と違って、この初対面をきっかけに、チャンはユエチェンではなくモンに好意を抱き始める。そしてある時、ユエチェンからラブレターを渡して欲しいと頼まれたモンは、渋々学校の帰り道で自転車に乗ったチャンを追いかけ、手紙を渡すのだったが…。
原題: BLUE GATE CROSSING/藍色大門 製作年度: 2002年
監督: イー・ツーイェン

by straydog2007 | 2008-02-18 00:00

オーディション③

次回、プロデュース公演に出演してくれる内田莉紗(19)と会う。
ミュージカルのアニーをやっていたそうで期待大。
そうそう、まだ、HP上では告知していないが、
舞台「嫌われ松子の一生」が延期になり、
「心は孤独なアトム」をシアターアプルで上演することになった。
急遽変更になったわけだが、時間のない中、出演を快諾してくれた出演者に感謝している。
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その後、映画制作会社に行き、
昨日に引き続きオーディション。
手応えがあったので、数名キープし、二次審査に残って貰う。
いい作品なので慎重に、慎重に。

プロデューサーが二人いるのだが、二人とも女性なので、
女の子を見る目がおっさんになっている。
“女おじさん”だ。

合間に制作で動いてもらうI氏を紹介される。
風貌が私と被っている(笑)。

私と似てる人ばかりになると、
こっちも、女性プロデューサーの好みなのかと勘違いされるよな。
そんなことはないけど(若手のイケメン好みだから……たいていそうか)。

こっちは脚本が準備稿まで上がっている。
今回はシナハン(シナリオハンティング)をかねたロケハンができそうで、楽しみだ。

そうなると人間って不思議なモノで、
その次が決まってないと不安になる。
すぐ、次の次の映画の脚本にもとりかかるのだ!
それが脚本家の強みだろうが!
と自分にカツを入れてみた。

その後、事務所に戻り3月の稽古スケジュールの確認と、
ボクササイズに顔を出す。
路地猫公演手伝ってくれたSeedling生にお礼を言う。
みんなにもいい刺激になっていて、自主稽古にも熱が出ていた。

人の話を訊く顔が、


変わってきた。


人は変われるのだ。


(コメントくれてる人、ありがとね)
by straydog2007 | 2008-02-15 00:00



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