森岡利行監督日誌

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稽古4日目!

広い場所へ移動しての稽古開始!
広い場所は気持ちがいい。
ボクササイズにも熱が入る。
この調子でいけば男女とも、本格的なスパーリングまで持ち込めるだろう。
何年か前、「悲しき天使」というプロデュース公演で、数が合わなかったので男と女でスパーをやらせたことがある。スパーリングというのはグローブとヘッドギアをつけ、試合同様殴り合うのだが、この時は、鼻血が出て、あばらが折れ、公演出演に支障をきたしてしまった。
男の方が。殴ったのは“STRAYDOG”の安間里恵だ。
「我々は芝居をやっているのであって、ボクサーを目指しているのではない」
といつも口を酸っぱくして言っているのだが、彼女には“熊の耳に粘土”だった。
そう言えば、武田真治も“STRAYDOG”のボクササイズに参加したことがある。
その時は、階級が上の相手にぶつからせて、後でブツブツ言っていた。
「あれはないっすよ……僕、バンタム級(53.52kg)くらいなのに……あの人、ライト級(61.23kg)くらいあるんじゃないですかぁ……キツイっすよ」
と悲鳴を上げていたが、本当はウェルター級(66.68kg)くらいあったのだ。内緒でやらせた。
森岡栄治(バンタム級)は階級が上の選手でもノックアウトしていたのだ。武田さんにもそれくらいはしてもらわないと……幸いその時は怪我がなく、映画には支障をきたさなかった。

ボクササイズ終了後、ピアノがあったのでボイストレーニングをする。
宮地、黒川、村井はCDを出しているので歌は抜群に上手だ。
稽古場はコンサートホールと化し、拍手をしている者もいた。
中原は稽古場の隅で目を閉じ、耳を澄ましている……と思ったら、居眠りしていただけだった。
ボイトレを終え、稽古開始。

途中、今年、撮影を予定している映画のプロデューサーより電話が入る。
「重大発表があります……主役を変えます」
「ええッ!?」
散々、どんなことがあっても主役は×××で行くと言っていたのに……何故!? とは全然思わなかった。きっとその選択の方が正しいだろう。大きな勝算が見える。人は日々、進化していくものだと実感した。因みにその映画の脚本を今も書いているのだが、脚本家人生始まって以来の稿を重ねている。そもそもクリエイターなるものは昨日言ったことが、今日かわるなんてしょっちゅうあるのだ。演出もしかり。戸惑っている奴が悪いのだ。

「子猫の涙」情報!
やくざの週刊誌『実話時代』BULL1月号に情報が掲載されていると森岡ボクシングジムの会長・森岡和則(栄治の息子)より連絡あり。どんだけの情報が掲載されているかわからないが、和則がこんな本ばかり読んでいることは確かだ。やくざのことより、キャバクラやピンサロの情報収集か?

月刊シナリオ二月号に「子猫の涙」シナリオと私のインタビュー掲載。
興味のある人は買って読んでくれ。

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by straydog2007 | 2008-01-10 00:00

初ボクササイズ!

「路地猫」稽古のウォーミングアップとしてボクササイズを始める。
メニューは縄跳び2R、シャドー4R、筋トレ、ストレッチ、ワンツー(発声をかねたミット打ち)、女子が男子の腹を殴る。女子が男子の腹の上に乗って飛ぶ。
これを一日1Rづつ増やしていく。(1R三分で三十秒の休憩)
出演者全員、元アスリートなので、のみ込みが早い。
大内厚雄は元々ジャズダンサーで躰のキレは抜群! キックボクシングを経験し、柔道1級の腕前で、いつも稽古場までローラーブレードで来る強者だ。
街田しおんは普段からフルコンタクト(直接打撃)の空手を習ってる他に、ゴルフもプロ並みの腕前で、毎朝、プールで泳いでから稽古にくるそうだ。
森田ガンツはスリムな体型とバネのような動きを生かして暗黒舞踏を踊り、音感の良さと高い声を生かしてシャンソンを歌い、ベランダに飛んでくる鳩を片手で掴める俊敏さを持ち合わせているロマンチストだ。
古山憲太郎はサッカーと殺陣とアクションを得意とし、現在、CXで放送中の「SP」に出演中で、いずれCXが映画版を製作するときには、堤真一、岡田准一を差し置いて主演になることだろう。
朝倉えりかは、卓球、マラソン、柔道、鉄棒を得意とし、若い女の子なのだが、座右の銘が“有言実行”で“粉骨砕身”である。映画の予告編を観て、その映画をけなすラジオ番組のパーソナリティをしているそうだ。
増本庄一郎はボクシングジムに通っていて、現在、ルミネTHEヨシモトの新喜劇で作・演出を手がけている為、寝る時間もなく稽古に参加している。シャドーボクシングの時はほとんど目は開いていなかったが、半分寝ていても的確にパンチを決めていた座頭市のようなファイターだ。
村井美樹は殺陣、気付け、日本舞踊、英検二級、社会教育主事資格、博物館学芸員資格を持っている。そして彼女のプロフィールや送られてくる年賀状の写真の顔はいつも上を向いているのだ。上を向いて歩いていきたいという彼女の心の現れだろう(今、彼女は首を痛めていて、回らない状態だが……)。
佐伯日菜子は旦那さんがJリーガーで子供もK1のファン、本人はクラッシクバレエと日本舞踊と英会話をこなす、押しも押されもせぬスポーツ家族。
長澤奈央は他の仕事の為、休みだったが、アクション、お菓子作り、書道5段、ゴルフ、映画鑑賞、料理を得意としているらしいので明日が楽しみだ。
黒川芽以は中学時代はバスケットボール部、、高校は帰宅部で頑張っていたし、
宮地真緒はピーターパンでフライングをこなしている。今にも稽古場の窓から飛んでいきそうな勢いだ。もう稽古場の廊下を歩いているだけで、足も手も長く、ピーターパン! という感じで、稽古着もピーターパン使用の稽古着をわざわざ買ったそうで、
「いいでしょこれ、ポケットに台本もすっぽり入るンですよ」
と自慢していた。でかいポケットだ。しかも得意料理が八宝菜とハンバーグと煮物とくれば鬼に金棒である。
まだまだ紹介したいが、おいおい報告していこうと思う。
ボクササイズが終わっても、全員、まだ動きたらないようで、平然とした顔でボクサーのようにシャドーを続けていた。息を切らして床にへたりこんでる奴や、きつくて「きゃ~」とか「きつ~い」とか「ひえ~」とか「むぎ~」とか「あわ~」とか「うそ~、ストレイドッグってこんなこと毎回やってるの~」と悲鳴を上げている役者 なんか一人もいなかった。

その後、立ち稽古。中盤までいく。
by straydog2007 | 2008-01-08 00:00

「路地猫」舞台稽古開始!

seedling(“STRAYDOG”のワークショップ)3期生の卒業公演の本読みと
新人オーディションの後、都内某スタジオにて「路地猫」顔合わせ&本読み。
出演者全員揃う。
稽古場に出入りする人すべてが自己紹介をし、本読み開始。
緊張が読みとれるが、面白い本読みとなった。
(テンションの高さはバラバラだが……)
キャラメルさんのイケメンマネージャーの清水さんが遅れてくる。
「なんかドアの外で大きな声が聞こえてくると思ったら、大内で、ガラ悪いですよね……
ヤクザがいるのかと思いましたよ」
隣で稽古している人たちが廊下でビビっていたそうだ。
そのくらい真に迫っていたということだろう。

その後、親睦会をかねた飲み会。

終了後、事務所へ戻って来月号のキネマ旬報に掲載される
「子猫の涙」インタビュー記事のチェック。

今年、クランクインが予定されている監督作品のシナハンのスケジュール確認。

本読み前に、森岡ジムの元プロボクサーの竹田津孝から連絡があり、
映画の前売り券を九州の竹田津の後援会が100枚、
元世界チャンピオンの西岡利晃が100枚買ってくれることになった。
すごいな森岡栄治!(森岡ジムはとっくに500枚売ってくれている)
ここ最近の映画で一番前売り券を売った監督になれるかもしれない。
一番売った監督って誰でしょうね? 

自分としては映画が(興行的に)成功しようがしまいが、
一生懸命売ったンだという軌跡を作りたい。
成功しなくて、「ああもっと売っていればよかったな」と後悔するのは嫌だからね。
たくさんの人に観てほしいし、次に繋げたいのだ。





西岡 利晃(にしおか としあき、1976年7月25日 - )は兵庫県加古川市出身のプロボクサーで、元日本バンタム級王者。現在は世界ボクシング協会(WBA)世界スーパー・バンタム級2位、世界ボクシング評議会(WBC)世界同級3位にランクされており、現在の日本プロボクシング界で"最も世界に近い男""日本のエース"という呼び声も高い。サウスポーのボクサーファイターで、愛称は"スピードキング"。

高校時代、当時世界ランキングに名を連ねて間もない飯田覚士とスパーリングを行い、ダウンを奪ったという噂もある。

by straydog2007 | 2008-01-07 00:00

「路地猫」のパンフレット撮影見学。

明大前に夕方行くと、佐伯日菜子さんの撮影をしていた。
シャープな顔立ちの割に会話がウィットに富んでいる。
その後、宮地真緒さんが参加。
二人とも細い。細すぎる。どうしたらそんなに痩せられるんだ!?
やはり人生苦労しないとダメか。
彼女たちがしてるのかどうか知らないが……。
普通に食って飲んでたらそんなに痩せられないだろう。

宮地さんに猫の格好をしてもらう。
女性スタッフもほとんどオッサンの目になっていて、
この公演は秋葉原でやればよかったなとつくづく思う。
皆さん、ドラ猫宮地に期待大だ。
その後、キャラメルの大内厚雄が参加。
髪を短く刈ってきていて、やる気大。
大内の撮影が終わり、事務所に戻ろうとすると、
明大前の駅で大内のマネージャー清水氏に会う。
いきなり年賀状を目の前に出され、
「あけましておめでとうございます!」
と腹式で発っし、年賀状を私に手渡すと「引き留めてごめんなさい!」と言うだけ言って、
フジテレビの月9の主人公のように素早く去っていった。
キャラメルは役者もマネージャーもみんな腹式で声がいい。
清水氏は明大前の駅で私を見かけると反対のホームから全速力で追いかけてきたらしい。
すごい早さだ。マネージャーも肉体訓練はかかさない。
その訓練は並の小劇場の比ではない。
清水氏は上川隆也の若い頃を彷彿させる。
って若い頃って知らないんだけどね。
今でも若いってか。
そこらのヘボな役者はかなわないほどのイケメンだ。
マネージャーがあんなにイケメンだと俳優なんかやってられない……と、思う。
でも不思議なことにほとんどの俳優は自分がイケメンだと思っているのだ。
おいおい、お前の物差しと鏡、狂ってるぞ。
by straydog2007 | 2008-01-06 00:00

未来講師めぐる

撮影現場TMC見学。
武田さんが現場に入っているときき、
近所なので顔を出し、
今月発売(子猫の涙シナリオと私のインタビュー掲載)の月刊シナリオを渡す。
武田さんは早く「子猫の涙」の続編がやりたそうだ。
実は、すでに「子猫の涙」の脚本は二つあって、
ひとつは完全な王道ボクシング映画バージョン!
これも実話で栄治がやる気のない選手を育て日本チャンピオンを生み出す話しなのだが、
機会があればやりたいと思っている。
by straydog2007 | 2008-01-05 00:00

あけましておめでとうございます!

本年もよろしくお願いします!

07年もいろいろあったが、08年も頑張って行こうと思う。
映画「クラヤミノレクイエム」の撮影が1998年。
あれから10年の歳月が経った。
色々あったけど、まだまだこれからだ。
08年は舞台公演の演出を10本と、映画を2本撮る予定だ。
あくまでも予定なので、どうなるかわからないが……。
(「子猫の涙」は撮る撮ると言いながら10年経ってしまった)

今月は「路地猫」の稽古があって、映画「子猫の涙」の公開(1/26)、舞台挨拶、
2月に公演、すぐ次の公演の稽古に入って、3月に舞台公演があって、
4月には新人公演を予定している。
5月に映画をクランクインし、6月にアップ。
7月に舞台公演をして、10月にも映画を撮影、11月は4年ぶりの新作本公演だ。
その他に“STRAYDOG”seedlingの卒業公演がある。
どこかの養成所や、ワークショップと違い、講師は名前だけで、
稽古には忙しくて来ない、なんていうことを私はしない。
プロの俳優も新人も一緒だ。出来ない奴はくそみそにダメだすし、出来る奴は誉め倒す。
そういう意味では昨年も、いい俳優との出会いがたくさんあった。

今年もあと12ヶ月しかない。
叔父が58歳で亡くなり、父が69歳で亡くなった。どちらも早死になので、
私もあと10年か20年しかない。
20年も生きるの? と言われそうだが、残された時間はわずかだ。

流行にのったあざとい物語ではなく、
人間の生き方を問い、観た後にほんの少し心がなごむような、
そんな物語を創りたい。
カタチではなくキモチちを伝えたい。
目には見えない気持ちやモノ。
亡くなった人の魂、去った人の心、傍にいる人の思い……
人間はそういうものに寄り添う場所を見つけた時、
頑張って生きていけるのだ……そういう物語を創れればと思う。

2008年正月 仕事場にて 

PS. 正月は静かなので仕事がしやすい。
    年賀状くれた人、ありがとう。今年も一緒に頑張ろう!
by straydog2007 | 2008-01-01 00:00



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