「ぐるりのこと。」と演劇プロデューサーのインタビュー記事
事務所で諸々作業した後、
渋谷のライズで映画鑑賞。 今回の組のプロデューサーに推された橋口亮輔監督6年振りの作品「ぐるりのこと。」。 観賞後、スタッフルームに立ち寄り、地方ロケハンから帰ってきた助監督と打ち合わせ。 帰りに週間文春を買い、読む。 その中のひとつのコーナーに「仕事のはなし」というのがあり、 演劇プロデューサー北村明子氏のインタビューが掲載されていた。 北村氏とは面識はないが、シス・カンパニーの社長ということは知っている。 その中に共感できる言葉があったので抜粋させていただく。 「演劇は数百人の劇場で生でとどけるしかない宿命的にマイナーな表現です。でも、もし死ぬま で役者を続けたいなら必要なのは腕や技。これは生の舞台こそ磨かれます。客前で生身の自 分をさらさなければ、役者の芯はできないんですよ。 映像もいいけど、カメラの前なら新人でも監督の編集で芝居が成立します。そういう意味で役 者の芯を鍛えることは、演劇のみならず芸能や文化の発展のためにも必要なことです。最初は “有名タレントの舞台出演が流行っている”という動機で構いません。一回やれば、馬鹿でない 限り役者は舞台の力がわかる。それほど演劇はすばらしいものですから」 仰る通りだ。 (でも素晴らしい演劇ってプロフェッショナルなものだけよ。なんでもかんでも出りゃいいっても んじゃない) 一回やっただけで、「私は映像がやりたい」とか言って舞台から尻尾巻いて逃げ出す役者なん か、役者じゃねぇ。 そんな奴は映像の仕事もできやしねぇよ。 「ぐるりのこと。」 「お、動いた!」小さく膨らんだお腹に手を当て、翔子は夫のカナオとともに、子を身籠った幸せを噛みしめていた。しかし、そんなどこにでもいる二人を突如として襲う悲劇…初めての子どもの死をきっかけに、翔子は精神の均衡を少しずつ崩していく。うつになっていく翔子と、彼女を全身で受け止めようとするカナオ。困難に直面しながら、一つずつ一緒に乗り越えていく二人…。 [ 2008年6月7日公開 ]
by straydog2007
| 2008-07-17 00:00
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