森岡利行監督日誌

大阪へ!

スタイリストのYさんと顔合わせ。


美人だ。

この映画のスタッフの特徴が表れてきた。

演出部はサード以外坊主、

制作部はチーフが坊主で、

女性スタッフはみな美人(今のところ、P二人が女性、スタイリストのYさんとそのアシスタントだけだが……)

(映画のタイトルが発表出来るようになったら写真を撮らせてもらい、アップしよう)

てか、どんな特徴だ?

『美女とボーズ』か。


映画『問題のない私たち』を観てくれていて話が弾む。

プロである。

その監督の作品に携わるなら、
その監督の前作を観ておく……あたりまえのようだが、
“STRAYDOG”のワークショップやオーディションにくる俳優は、
95%観ていない。

Yさんにキャストにそれぞれ色をつけ、
それを際だたせるよう、美術にもこだわりたい旨を訊いてもらう。

私は会うまでYさんの名前は伏せられていたので、
手掛けた作品を観られていなかったが、
今、絶賛公開中の映画を手掛けているそうなので、
観てみようと思う。

そんな話の途中で実家からメール。
母が手術を受けるそうで、膝の裏に水が溜まり、それが化膿していて、もし身体中に菌が回っていると、たいへんなことになる……麻酔をかけてすぐに手術をしなければいけないのだが、心臓が悪いので、全身麻酔だと、最悪、覚悟しておいて下さいと医者に言われた、と妹からメールがあった。

か、覚悟ぉおおお?

しかも父が亡くなった同じ病院だという。

あの時は、「大丈夫じゃないの」と言って手術に立ち会わなかったら、そのまま還らぬ人となってしまったので、父が私に言った最後の言葉が、

「おまえは佳子(妹)、利用されてるだけじゃ! 可哀想に」であった。

これは、妹の離婚調停について、弁護士さんを紹介してあげた時に電話で言われた言葉だ。

それが最後の言葉になってしまった。

因みに母は、

「この役立たず!」

だったそうだ。


慌てて東京駅に向かい、新幹線で大阪へ帰った。

手術は無事終わり、母親は意識をとりもどし、いきなり私がいたのでサプライズ゙となった。

こんなことなら、悪魔のコスプレでもして立っていればよかったか。

なもんで、この日に公演を観て、私と久しぶりに飲もうと目論んでいた人たち、

申し訳ない。


そーゆーことだ。

大阪へ!_f0149081_1411983.jpg

by straydog2007 | 2008-04-11 00:00
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