打ち合わせと試写会
朝、事務所附近の喫茶店で前からお世話になっているドラマデザイン社のプロデューサー・山本和夫さんと企画打ち合わせ。
山本さんはドラマデザイン社を立ち上げる前はよみうりテレビのチーフプロデューサーで、正確には山崎まさよし主演『奇跡の人』からのおつきあいだ。私が初めて、テレビの連続ドラマ(中森明菜主演『ボーダー』を書かせて貰ったのも山本さんだった。 最近では連ドラの『だいすき』という作品を手掛けていたそうだ。 『ボーダー』の時なんかは私が劇団の大阪公演をしているとき、会場まで押し掛けてきて、脚本打ち合わせをし、やっと書けたなと思ったら、クランクイン数日前の監督を交えての打ち合わせの席で、「やっぱ、殺し方がいまいちなので、全部変えましょう」と言ってアイディアを話すだけ話すと「(脚本)3日で直して下さい」と言ってのけたのだ。この時、私も山本さんのアイディアが面白かったので、乗れたのだが、監督や他のプロデューサーは鳩が豆鉄砲食らった顔をしていたのが忘れられない。結果、初回の視聴率は裏の『スマスマ』よりも良かった。だから私のドラマシナリオの師匠と言っても過言ではない。 前回やった『夾竹桃の夏』(ビデオ販売)という人間ドラマも評価が高かった。 その山本さんとまた新しい企画を練れるので、どんなドラマが出来上がるか今から楽しみだ。 その後、公演の稽古に向かう。 みんなだんだんボルテージが上がってきている。中原と酒井健太郎に関してはもう職人芸だ。稽古の段階で、本番と同じスタンスで稽古に臨んでくるのが嬉しいし頼もしい。役者はこうでなければ。二人は手を抜かない。全てにおいて全力投球だ。海水パンツ一丁で稽古場にいることもいとわない。 稽古終了後、ある映画会社の試写会へ。 監督が初めて35ミリフィルムではなくHDで撮ったというので、 次回作のプロデューサーと一緒に観させて貰った。 前回(『子猫の涙』、私は35で撮らせて貰ったので、フィルムの良さを堪能した。前々回『問題のない私たち』はHDだったのでフィルムとそんなに違いがあるんかいな、とよくわからなかったのだが、散々35フィルムでの映画を観ていると違いは歴然としてくるようだ。 これも35で撮っておけば良かったのになぁ……というのが率直な感想だった(映画の感想はネタバレになるので控える)。まぁ街中での撮影の機動を考えればわからんでもないが……。
by straydog2007
| 2008-03-11 00:00
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