森岡利行監督日誌

オーディション⑤

色んな事務所の(期待されている)女の子を呼んでのオーディション。
ルックスはいいんだけど、みんな本読みがダメだ。
っていうか、前回もそうだけど、
演じるのがまだ恥ずかしいって感じの子が多い。
それでもプロフィールには映画で主役やりましたとかって書いてある。
どんな映画なんだ?
にもまして、今日も怒っていたね、プロデューサー!
今日は机を蹴飛ばし、「おまえらちゃんとやれよぉおおお! 期待してンだからさぁあああ!」
と叫んでいた。頼もしいかぎりだ。
実はこのPに私はなんと現在××回も改稿さされているのだ。
脚本家人生最高記録だ!
(かと言って指針がブレているわけではない)
だから、きっといいものが出来る……と確信している。

オーディション⑤_f0149081_2345416.jpg終了後、『潜水服は蝶の夢を見る』を観る。

拙作『子猫の涙』で使ったバッハの協奏曲第5番が使われていた。








『潜水服は蝶の夢を見る』
病院のベッドで目を開けたジャン=ドーは、自分が何週間も昏睡状態だった事を知る。そして身体がまったく動かず、唯一動かすことができるのは左目だけだという事も。ジャン=ドーは雑誌「ELLE」の編集者で、三人の子どもの父親だった。彼は言語療法士の導きにより、目のまばたきによって意思を伝える事を学ぶ。やがて彼はそのまばたきで自伝を書き始めた。その時、彼の記憶と想像力は、動かない体から蝶のように飛び立った…。

by straydog2007 | 2008-02-20 00:00
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