森岡利行監督日誌

NHKから

「脚本家からのひとこと」……というのを依頼された。
ドラマのスタッフが急いでいるらしいので、
演出席で森田ガンツがジムのコントを稽古している最中に書いてみた。
だからガンツの稽古は見ていない。聞いていた。ちゃんと出来てただろう、たぶん。
『路地猫』二回目だし。ガンツの笑い声しか聞こえなかったが……。

 「ツレがうつになりまして。」脚本執筆にあたって

                                                    ■脚本家:森岡利行
 
 私の知人(主婦)のツレ(夫)も「うつ」です。
 ある日、そのツレはどこかの屋上から電話してきて、「迷惑かけてごめんね……もういなくなるから」と言いました。知人は慌てず、叫びたい衝動を抑え、落ち着いた優しい声で「帰ってくるンでしょ……ご飯作って待ってるからね」と言い、震えながら電話を切りました。ツレは「自分は必要とされている人間だ」と思い、ビルから飛び降りるのを止めたそうです。
 現在もそのツレは何かの拍子に発作を起こし、会社の人に家まで連れられて帰ってきたりするそうで、知人は気苦労が絶えません。
 その知人がこのドラマの原作となった細川貂々さんのコミックエッセイ『ツレがうつになりまして。』にはたいへん助けられたと言っておりました。
 「うつ」の本はたくさんあるのですが、医学用語が多く、文章も難解でフツウの主婦には読みづらいものなのでしょう。知人が「貂々さんに会いに行ってお礼が言いたいくらいッ!」と叫んでおりましたので、この場を借りて私が代わりにお礼を言います。
「貂々さん、ツレさん、素敵な原作を、ありがとうございます!」
 原作の良さが、ドラマでも表現出来ればという気持ちで脚本に臨みました。
 そして、現在、「うつ」という病気にかかっている人も、そうでない人も、貂々さん、ツレさん夫妻が子供のように可愛がっているイグアナのイグに心を癒されたように、ドラマを見て、ほんのちょっぴりでも心を癒していただければ、幸いです。



この話は実話だ。
by straydog2007 | 2009-04-09 00:00
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